ワインの特性

アルコール醗酵の化学式 C6H12O6 → 2C2H5OH + 2CO2
ブドウ糖・果糖 エチルアルコール 二酸化炭素
(((ジョゼフ・ルイ・ゲイリュサック (Joseph Louis Gay-Lussac)))) による。
酵母による醗酵メカニズムの解明
(((ルイ・パストゥール (Louis Pasteur) ))) 19C 仏自然科学者 1kgのブドウからの搾汁 → (赤)ワイン(((600)))〜(((800)))
ワイン中の主な有機
1ぶどうに由来する酸 (((酒石酸)))・(((リンゴ酸)))・(((クエン酸)))
2発酵に由来する酸 (((コハク酸)))・(((乳酸)))・(((酢酸)))(貴腐ワイン熟成中に酸化)
(((ガラクチュロン酸)))→粘液酸→さらにカルシウム塩となって (((粘液酸カルシウム)))として析出
ぶどうに含まれる成分
果肉・果汁 (Pulpe , Jus) (((酒石酸))) (((リンゴ酸))) (((クエン酸))) (((ブドウ糖)))
果皮 (Pellicule) (((アントシアニン類))) (((フラボノイド))) (((リスベラトロール)))
種子 (Pépin) (((カテキン類))) (((ケルセチン))) (((プロシアニジン))) (((タンニン)))
ぶどうの栽培
<休眠> 土寄せ 剪定 樹液の溢出
Buttage (((Taille))) Pleurs
<発芽・展葉> 発芽 展葉 つぼみ
Débourrement (((Feuillasion))) Montre
<開花→結実(Nouaison)> 開花 夏季剪定
(((Floraison))) Rognage
<色付き・成熟> 開花 → 収穫   約(((100)))日
着色 成熟 収穫
(((Véraison))) Maturité (((Vendange)))
栽培に関する条件
<気温> 年平均気温 (((10)))℃ 〜 (((20)))℃  (ワイン用ぶどう栽培 (((10)))℃〜(((16)))℃)<栽培地域> 北緯 (((30)))度 〜 (((50)))度     南緯 (((20)))度 〜 (((40)))度
<最低必要日照時間> 年間 (((1,300))) 〜 (((1,500))) 時間
<年間降水量> (((500))) 〜 (((900))) mm
<仕立法>
「垣根仕立て」 「(((ギヨー・ドゥーブル)))」長梢(結果母枝)を2本左右にとる。
「(((ギヨー・サンプル)))」長梢1本と2芽の短梢からなる。
「(((コルドン)))」主幹から左右に枝を分け、それに2芽の短梢を等間隔にとっていく。 「(((ボーゲン)))」左右に弧状にとった長梢2本と2〜3本の短梢を残す。
「(((棒仕立て)))」 急斜面。左右から2本の長梢をとり、主幹に添えた棒を中心にハート型となるよう縛り付ける。
「(((株)))仕立て」 主幹上部に短梢を不規則にとる。
「(((棚)))仕立て」 樹体を比較的大きくでき、ブドウ果実が目の高さになることできめ細かい手入れが可能。
<病害>[カビ]
「ベト 病」=「(((ミルデュ)))」 (((1878)))年 ヨーロッパで発見 湿度の高い地域で繁殖、花・葉・果実に白いカビ状の胞子形成、落花・落葉・落果 防除対策  ボルドー液散布など 「灰色カビ 病」=「(((プリチュール・グリーズ)))」   病原菌 ボトリティス・シネレア 花・葉・果粒が灰褐色のカビに覆われる。黒ぶどうの色素破壊、ワイン着色不良・不快臭
防除対策  オプロジオン散布など 完熟ぶどうに対する貴腐化も(プリチュール・ノーブル) 「ウドンコ 病」=「(((オイディウム)))」 北米で発生 (((1850)))年頃 ヨーロッパへ伝播   若枝・生育中のぶどう果粒に白い粉状の胞子、果粒のミイラ化・腐敗をもたらす
防除対策  開花時に硫黄を含んだ農薬散布など
「(((晩腐))) 病」
収穫期のぶどうを侵し腐敗させる病害。
日本でぶどう病害被害中 最大。
[ウイルス]  (((ブドウリーフロール)))、(((フレック)))、(((コーキーバーク)))
[細菌]  (((ピアス病)))
[害虫]  (((フィロキセラ)))  1859年に学名付与